マニフェスト産業廃棄物管理票を無料で交付してくれる不用品回収業者の特徴

事業で出た産業廃棄物を不用品回収業者に引き取ってもらう場合、契約ごとにマニフェスト産業廃棄物管理票を交付しなければなりません。それは法律で決められた義務ですが、回収費用の中に交付の手数料が含まれている場合があります。
もし、マニフェスト産業廃棄物管理票の交付にかかる費用をなるべく抑えたいのであれば、無料で交付してくれるところを選ぶと良いです。

マニフェスト産業廃棄物管理票の交付料金が無料になる不用品回収業者の特徴としてはまず、規模が大きいことが挙げられます。マニフェスト産業廃棄物管理票は複数枚に分かれ、運搬と中間処理、最終処理でそれぞれ受け渡しをしなければなりません。不用品回収業者の規模が小さく、別の処理業者に委託をする場合、受け渡しの手間や業者間のマージンでコストが発生する可能性が高いです。そのコストの分が、交付手数料として加算されることがあります。
そうではなく、不用品回収業者に運搬から最終処理をまとめて行えるほどの規模があったら、マニフェスト産業廃棄物管理票の受け渡しもそこまで負担にはならず、マージンも発生しません。そのため、交付の手数料を無料にしてくれる可能性が高いです。

また、マニフェスト産業廃棄物管理票には紙とは別に、電子マニフェストを利用するという選択肢があります。その電子マニフェストを導入している不用品回収業者も、交付手数料が無料になるかもしれません。紙のマニフェスト産業廃棄物管理票は、1つずつ購入する必要があり、大量に購入すると決して安くはない額になります。さらに、紙だと一定の期間手元に置いておかなければならず、スペースの確保が欠かせません。それに対して、電子マニフェストは利用するための基本料金こそ発生するものの、単価はそこまで高くないです。その上、記録がデータとして残るため保管しておく必要がありません。
したがって、保管用のスペースや、電子マニフェストにすることで浮いた紙の購入費用を反映させ、交付の料金が無料になりやすいわけです。